モイスという選択

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新型コロナウイルスの流行もあり、注目を集めているのが機能性建材です。

日本には古来の機能性建材で漆喰があります。漆喰には調湿機能があり、室内の湿度をコントロールしてくれます。しかし内装で使うには通常使用量では材積(使用する材料の体積)が少なく、調湿効果を大きくしたいのなら厚く塗らないといけません。左官作業での施工のため、厚く塗るには時間と量(=お金)がかかってきてしまいます。

そこでおすすめしたいのが

『モイス』

moissを使用した部屋

モイスとは三菱商事建材が販売している建材です。

モイスには2種類あって

内装用のモイスNTと耐力面材用のモイスTMがあります。

今回は主にモイスNTについて紹介していきます。

原料はバーミキュライトや珪藻土という天然素材を使っています。天然素材を現代の手法にて建材(ボード)にし、施工性、生産性などを付加したものです。

機能的にも、

漆喰などにもみられる吸湿・放湿といった調湿機能があります。湿気が多くなったり乾燥する季節でも、適度な湿度を保ち快適に過ごせます。また、結露も防ぐことができます。

表面がざらざらしているのでにおいを吸着してくれます。ホームパーティーで鍋や焼き肉をしても次の日の朝にはにおいが消えていたので、使用する面積にもよりますが、消臭能力は非常に高いと思います。

シックハウスの原因となる有害物質を吸着してくれるので、化学物質に敏感な方への使用もおすすめです。

意匠性についても、バーミキュライトなどの鉱物の粒がほのかに光って見え、一枚一枚表情がちがうので、優しく味のある内装に仕上がります。

費用についても、モイスそのものが仕上げになるのでクロスを張ったり塗装しなくてよく、施工時間の短縮になるため全体的には大幅なコストアップにはつながらないと思います。ただし、施工する人によっては施工費がかさんだりするので注意が必要です。

また、目地が出てくるので目地処理をどうするかについて事前に検討が必要です。

使用の際多少考える部分はありますが、意匠性と機能性を備えた非常に優秀な材料です。一度検討してみてはいかがでしょうか。

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